北神戸田園スポーツ公園のビオトープが、自然環境復元の経過を辿る報告です。

2008年7月21日月曜日

7月のビオトープ(1)


暑い毎日が続いています。雨があまり降らないため、水位が下がってきました。アオミドロもたくさん浮かんできました。

7月のビオトープ(2)


水中を網で掬ってみました。水深が浅いので水は生ぬるいです。マツモムシ、コマツモムシの幼虫に混じってシオカラトンボのヤゴが見つかりました。まだイトトンボ以外には、ドロに潜るヤゴしか見つからないようです。

7月のビオトープ(3)


羽化直後のホソミイトトンボがいました。でも、まだまだビオトープの植生は貧弱です。昨月見かけたクロイトトンボも見られません。来月には、もう少し水生植物を移植しようと思います。

2008年6月30日月曜日

6月末のビオトープ


田園スポーツ公園に行く用事があったので、ビオトープにも寄ってみました。
ビオトープには、アオミドロの死骸が浮いていました。みっともないですが、採っても無駄なのでほおっておきます。
アキアカネの羽化殻はますます増えています。
コナギやセリも顔を出しました。
先日植えたショウブは枯れていないようですから、きっと育ってくれるでしょう。

少し見ない間に、色々と変化があるものですね。

2008年6月21日土曜日

6月の田スポビオトープ(1)


今年の春に完成したばかりのビオトープなので、あまりいろいろな生き物がいるわけではありません。
しかし種類は少ないですが、だんだん生き物が増えてきました。
ビオトープとその周辺ではシオカラトンボ、ギンヤンマ、クロイトトンボなどが飛び交い、水面にはアメンボ、水中にはマツモムシやコミズムシなどが見られ、たくさんのアキアカネの幼虫のほか、トノサマガエルと思われる幼生がたくさん見られました。

6月の田スポビオトープ(2)


また、池の周辺ではたくさんのアキアカネの羽化が観察されました。昨年秋にビオトープの水を落としていたとき、産卵に訪れたものが孵化したと思われます。まだ植生が十分に発達していませんので、数少ない草本の茎や葉にしがみついて羽化するので見つけやすいのです。

6月の田スポビオトープ(3)


ひととおり観察をした後、上津公園のビオトープから少し失敬してきたショウブを植えてみました。定着してくれるでしょうか。
昨月移植してみたスゲは順調に生育しているようですが、ジュンサイがビオトープ池の岸辺に流されてしまいました。でも、ここで定着するかどうか様子を見てみたいと思います。

2008年6月2日月曜日

田スポビオトープ

田スポの棚田に新しくビオトープが完成しました。まだまだこれから育てていかなければいけませんが、近くの池からジュンサイ、コウホネ、アゼスゲなどを移植しました。
まだまだほとんど生き物の姿が少ないビオトープですが、近くから飛来したと思われる水生昆虫が泳いでいます(マツモムシ・コミズムシ・アメンボなど)。今後、水生植物が沢山育って、にぎやかな環境になってほしいものです。