北神戸田園スポーツ公園のビオトープが、自然環境復元の経過を辿る報告です。

2009年10月12日月曜日

10月のビオトープ

久しぶりの投稿です。
11時頃に上津公園から移動して、Fさん、Mさん、私、の3名で調査を行いました。

少しヒメガマの密度が高くなって来たようです。来年からは管理が必要になるかもしれません。移植したアゼスゲは順調に育っていますが、上津公園から移植したショウブの生育状況が良くないです。なぜなのか理由は不明ですが、、、
又、せっかく植栽し、根付いたコウホネの姿がありません。盗掘ではないかと疑っています。上津公園でも盗掘され、その後は花が咲くたびに花をむしり取らなければなりませんでした。美しい花が目立っては、盗掘の対象となるからです。

水網を入れて、生き物を調査すると、驚くような数のヌマエビが生息しています。一度水網を入れて引き上げるだけで、20〜30匹は入ってくるのです。気持ち悪いほどの生息密度です。
そのほかには、大きなスジエビ、アメリカザリガニなどの甲殻類、ヌマガエル、ウシガエルなどのカエルが見つかりました。
水生昆虫は、アメンボ、コマツモムシ、ハイイロゲンゴロウ、ギンヤンマ(ヤゴ)、シオカラトンボ(ヤゴ)
成虫のトンボは、アジアイトトンボ、アオイトトンボ(たくさん生息)、ギンヤンマ、ネキトンボ、ナツアカネ、シオカラトンボ が見られました。

昼前になるとイベントに来ていた子供たちが遊びに来て、たくさんの生き物を捕らえ楽しんで帰りました。

2009年1月4日日曜日

11月のビオトープ


天気もあまり良くないので、ビオトープ池周辺ではあまり沢山の生き物を見ることはできませんでした。
池の中の生き物も見つけにくくなっています。ただ、ビオトープが出来たばかりの頃には目立たなかったザリガニがたくさん見つかるようになってきました。困ったものです。
来年はもう少し付近に育っている水生植物を移植してみたいと思います。

10月のビオトープ


これまではずいぶんと沢山アオミドロが茂って汚い感じがするところも多かったのですが、10月に入ってアオミドロが少なくなっています。気温が下がると、少なくなるようです。
おかげで水の中を網で掬うのが少し楽になりました。9月と同様様々な生き物が見られますが、特にヤゴの密度が高く、シオカラトンボは数え切れないくらいたくさんいます。水生植物が少ないからでしょう。
ガマが生えている周辺ではアオイトトンボの交尾、産卵を観察しました。秋らしい光景です。

9月のビオトープ

田スポビオトープの良いところは、周辺にも自然な樹林や棚田などの農村環境があるところです。周辺から滲み出した小さな生き物を見ることができます。今日はゆったり水路の上を飛翔するオニヤンマを観察しました。
ビオトープはますます沢山の生き物が生息するようになりました。ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマ、アジアイトトンボなどのトンボ類が見られますし、ウスバキトンボやギンヤンマの羽化殻もたくさん見られます。水中には5〜6種のヤゴ、ハイイロゲンゴロウやツブゲンゴロウなどの甲虫、大きなミズムシの1種、コマツモムシやアメンボなどの水生カメムシ類も見られます。

2009年1月3日土曜日

8月のビオトープ

ビオトープ周辺の樹林では、セミの鳴き声が賑やかです。でも、都心部とは違ってクマゼミの鳴き声は聞こえません。ミンミンゼミやアブラゼミの鳴き声に混ざってツクツクボウシの鳴き声も聞こえてきますし、草むらではキリギリスも鳴いています。
さて、ビオトープはどうなったでしょうか。ハイイロゲンゴロウやミズカマキリ、コマツモムシなど水生昆虫がたくさんいます。トンボの幼虫ヤゴもたくさん見つかります。でも水生植物は少ないので、景色はそれほど良くはありませんが、、、