北神戸田園スポーツ公園のビオトープが、自然環境復元の経過を辿る報告です。

2009年1月4日日曜日

11月のビオトープ


天気もあまり良くないので、ビオトープ池周辺ではあまり沢山の生き物を見ることはできませんでした。
池の中の生き物も見つけにくくなっています。ただ、ビオトープが出来たばかりの頃には目立たなかったザリガニがたくさん見つかるようになってきました。困ったものです。
来年はもう少し付近に育っている水生植物を移植してみたいと思います。

10月のビオトープ


これまではずいぶんと沢山アオミドロが茂って汚い感じがするところも多かったのですが、10月に入ってアオミドロが少なくなっています。気温が下がると、少なくなるようです。
おかげで水の中を網で掬うのが少し楽になりました。9月と同様様々な生き物が見られますが、特にヤゴの密度が高く、シオカラトンボは数え切れないくらいたくさんいます。水生植物が少ないからでしょう。
ガマが生えている周辺ではアオイトトンボの交尾、産卵を観察しました。秋らしい光景です。

9月のビオトープ

田スポビオトープの良いところは、周辺にも自然な樹林や棚田などの農村環境があるところです。周辺から滲み出した小さな生き物を見ることができます。今日はゆったり水路の上を飛翔するオニヤンマを観察しました。
ビオトープはますます沢山の生き物が生息するようになりました。ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマ、アジアイトトンボなどのトンボ類が見られますし、ウスバキトンボやギンヤンマの羽化殻もたくさん見られます。水中には5〜6種のヤゴ、ハイイロゲンゴロウやツブゲンゴロウなどの甲虫、大きなミズムシの1種、コマツモムシやアメンボなどの水生カメムシ類も見られます。

2009年1月3日土曜日

8月のビオトープ

ビオトープ周辺の樹林では、セミの鳴き声が賑やかです。でも、都心部とは違ってクマゼミの鳴き声は聞こえません。ミンミンゼミやアブラゼミの鳴き声に混ざってツクツクボウシの鳴き声も聞こえてきますし、草むらではキリギリスも鳴いています。
さて、ビオトープはどうなったでしょうか。ハイイロゲンゴロウやミズカマキリ、コマツモムシなど水生昆虫がたくさんいます。トンボの幼虫ヤゴもたくさん見つかります。でも水生植物は少ないので、景色はそれほど良くはありませんが、、、